2005年10月17日

それにしても、ドイツの新政権の歩みの遅さには、びっくりさせられます。ドイツで、投票日から1ヶ月経ってようやく正式な連立交渉が始まったというのは、例がありません。また、両党の政策の摺り合わせをする前に、まず内閣のメンバーを決めることについても、首をかしげる向きが増えています。

実際に内閣が動き始めるのは、来月になりそうです。まるで鈍牛のような歩みの遅さに、外国特に英国の新聞は、混迷するドイツの政局を皮肉交じりで解説しています。最近ロンドンに行った知人が、「英国の新聞は、この政治の空白についてひどく批判的だった」と語っていました。